特長と活用事例

快湯Qの比較特長

新・即湯方式“快湯Qシステム”には、即湯性・省エネ効果などのメリットのほかに、従来の循環型即湯システムや給湯システムと比較した場合の注意点も存在します。

特長 長所 注意点
即湯性
  • すぐにお湯が出ないイライラ感・不快感が回避される。
  • 冬場の浴室内でのシャワー待ち解消は、高齢者のヒートショック対策として有効。
  • 即湯性のための、快湯Qポンプユニットの設置スペースと電源配線が必要になる。
省エネ効果
  • 上下水道量・ガス使用量に省エネ効果。
  • 専用リモコンによる「タイマー機能」「短時間停止操作」で、一層の省エネ効果が期待できる。
  • 快湯Qポンプユニットのポンプ・ヒーター稼働電気量が必要となる。
二重配管構造
  • 従来の循環型即湯システムでは2本の配管(給湯管と返湯管)を必要としたが、二重構造の配管というシンプル化で断熱効果の向上を実現。
  • 快湯Qポンプユニットや各種継手が必須設備となり、従来給湯システムよりも工事費用が割高となる。
施工
  • ヘッダー方式、先分岐方式の両方式に対応できる。
  • 熱源を問わず、エコ給湯器にも対応できる。
  • 新築、改修リフォーム工事にも対応可。
  • 即湯性・省エネ性の確実な確保のために、配管・継手の保温断熱処理を行うなどの作業が必要。
※(財)建築環境・省エネルギー機構M1モード実証実験結果での省エネ率は、ヘッダーシステム14.8%、先分岐システム10.3%(東京電力、東京ガス、上下水道の場合)となっている。

快湯Qのエコ率実験

従来型の給湯システムと快湯Qシステムの水道光熱費を比較した実証実験を行っています。

下記のグラフは、平日・休日で6パターンの生活シーンを想定し、4人家族、標準給湯使用量450L、給湯温度40℃などの設定で、1ヶ月の電気料金、上下水道料金、ガス料金別にエコ率を算出したものです。

なんと、快湯Qで標準エコ率14.8% 従来システムと比べ、水道光熱費合計が月2383円削減

快湯Qシステムの活用事例

新・即湯方式“快湯Qシステム”をご利用いただいている、または近々ご利用いただく予定の活用事例をご紹介させていただきます。

快湯Qヘッダーシステム活用事例O団地/東京都

建物構造
RC造4階建て
建物用途
集合住宅
給水・給湯
ヘッダー方式
工事期間
2017年3月〜4月予定

事例特長

団地全体の大規模修繕工事の際に管理組合主導で、“すぐにお湯が出る”快適給湯ライフを目的に、快湯Qヘッダーシステムを採用した。

快湯Q凍結防止給水システム活用事例寒冷地住宅 F邸/長野県

快湯Qを導入している寒冷地住宅の写真
建物構造
木造2階建て
建物用途
戸建て住宅
給水・給湯
タンク方式
工事期間
2016年9月末〜10月初旬

事例特長

別荘物件を買い取り、住居用にリフォームした際に、凍結防止用のコスト低減を目的に、凍結防止用給水システムとして快湯Qシステムを採用した。

快湯Q先分岐システム活用事例理容室T/神奈川県

快湯Qを導入した理容室の風景
建物構造
木造2階建て
建物用途
理容室
給水・給湯
先分岐方式
工事期間
2016年11月末

事例特長

理容室営業で発生する給湯コストおよびムダ水使用量低減を目的に、快湯Q先分岐システムを採用した。